コンセプト
ABOUT IORI SPACE
IORI SPACE のIORIは、茶室の「庵」が由来となっています。
ひとたび茶室に入れば地位も身分も関係なく、
一生に一度の出会いである”今この時間”のためだだけに誠意を尽くすといった
茶道の 「一期一会」 の精神に共感して生まれたIORI SPACE。
「今を大切にし、その時のベストをつくす。」
このような心持ちで生み出された家具との出会いは、一期一会そのものです。
CONCEPT
「何か良いよね」
と人が思う「何か」とは、一体何なのでしょうか?
まっすぐに切る・均一に加工するといったことを機械は得意としますが、
その反対に、だんだん細くする・微妙に歪ませるといった作業は、機械の苦手分野。
機械で大量生産された家具は、どれも同じ姿。
どれを手に取っても、どれを家に迎え入れても同じですが、手ワザを生かした柔らかなフォルムに宿る
“ゆれ”感のある家具は、どれひとつとして同じ表情の家具がありません。
だからこそ「何か良いよね」の「何か」は、
人の手ワザが作り出す柔らかな “ゆれ”感が生み出しているのだとIORI SPACEでは考えています。
そんな手ワザによって生み出される“ゆれ”感と、
“シンプルイズベスト”なデザインが、IORI SPACEのコンセプト。
「シンプル=単調」ではなく、「シンプル=奥行き」。
ハッとするほど美しいものは、たいていシンプルに作られているのです。
置くだけで、空間そのものの雰囲気を高めてくれる上質な家具。
人の手ワザで、木が持つ魅力を100%引き出した一期一会の家具。
そんな家具に宿るのは、家具づくりを心の底から楽しんでいる店主の気持ちではないでしょうか。
皆さまがIORI SPACEの家具を手に取った際、
作り手の楽しさやイマジネーションが「何か良いよね」に変換されて伝われば、嬉しく思います。
PROFILE
辻 昌生(ツジ マサオ)
名古屋市生まれ / 独学で木工を学ぶ
- 1989年
- 現在の地で”IORI工房”開設
- 1991年
- 初個展 ル-ツスト-ンギャラリ- (名古屋 山手通り)
- 1992年-1998年
- 名古屋を中心に個展 7回
- 2000年
- GALLELY IORI SPACE オ-プン
- 2001年-2004年
- 名倉高原ア-トフェス 主宰
- 2004年
- 建築デザインを開始 空間全体を視野に入れた活動を展開中
受賞歴
- 朝日現代クラフト展 入選 3回(1995年 / 2000年 / 2003年)
- 木のクラフト展 入選 (1998年)